日本政策投資銀行 富山事務所
日本政策投資銀行は、一般的な窓口業務を行う金融機関とは異なり、
金融を通して地域をつくり、未来をつくることに主眼を置いた政府系金融機関です。
オフィスのデザインにあたり「未来をデザインする銀行へ」というコンセプトを掲げ、訪れる人々のデザインマインドを刺激すること、働く人々がやすらぎを感じられること、フレキシブルで普遍的な使い方ができることを目指してデザインに取り組みました。
エントランスドアを開けると、富山県産の杉材を用いた円弧状の 壁面訪問者を優しく迎え入れてくれます。
県産の杉材が持つ色ムラやのある質感や杉の香りは、働く人、訪れる人にやすらぎを与えてくれます。
執務空間には大きなソファベンチを設置しました。窓際に配置された大きくプリミティブなベンチは、テーブルと組み合わせて執務に利用したり、ローテーブルと組み合わせてソファのように使ったり、ときには靴を脱いで小上がりのように使ったりと様々な使い方ができるようなものとなっています。
自由な働き方を誘発するこのオフィス空間から、新たな発想やプロジェクトが生まれることを願っています。
U:オフィス
S:富山県富山市
D:2021.1
C:寿技研
A:種昻 哲・鬼塚 純平
P:種昻 哲
凡例 U:USE/用途 S:SITE/場所 D:DATE/完成日 SC:SCALE/規模 A:Architect/意匠設計 SD:Structure Design/構造デザイン PP:Planting Plan/植栽計画 LP:Lighting Plan/照明計画 LD:Landscape Design/ランドスケープデザイン AD:Art Director/アートディレクター C:Constructor/施工会社 P:Photo/写真 CO:Collaboration/協力